第107夜 多摩川の混沌、遠くからは見えないもの

1.多摩川を歩く

チャプターあらすじ

8月最初の土日が終わり、平成最後の夏という言葉が現実味を帯びて寂しい。

1ヶ月に1度、仕事も予定も入れず何もしない日をとるようにして、自分の欲望と向き合うようにしている。
今回は銭湯にいき、町田に行きたい気持ちになった。

半年から1年に1度、町田に行きたくなる。都会に住むと通勤や交友関係の移動も遠くに離れることなく、どこかがすり減っているように感じる。
中学受験塾に小学3年から6年まで通い、大学5年の終わりに講師として過ごした町田は2度青春を過ごした町。行動することが多摩川を越えるという感覚になっている。

小田急線で移動していたが、これまで電車から見ていた多摩川をみたくなり途中下車した。
ソラニンやNANAを思い出す風景が広がっていて、足だけ多摩川につけたり、河原に寝っ転がったりして過ごした。

東京と神奈川の境であることや、住宅街とラブホが隣り合っているところが、大げさだけど多様性の象徴にみえて好き。
何かが見えないようになっている町は、隠そうとする存在に恐怖を怯えて居心地が悪い。

2.決めつけメガネを外そう

チャプターあらすじ

インタビューをする仕事で、決めつけはよくないなと思った話。
芸能人へのインタビューも多いが、人前に慣れているわけではない人へのインタビューもしている。
今年もシーズンが来てミスキャンへのインタビューをしている。

福島県出身のミスキャンへインタビューをしたときに、東日本大震災の話にふれ、「大変じゃなかった?」と質問したことを反省。
返ってきた言葉は予想外の答えで、決めつけメガネはやめようと思った。
聴いたエピソードから、勝手に暗い色で塗りつぶしてたことにも、虹色の思い出があると気づいたので、そういう話を聴く側でありたい。

3.頂いたコメントへのおかえし

チャプターあらすじ

森拓郎さんが酔ってると思うくらいはじけてて、見られなかった一面見れたというコメントへのお返し

・シモダフルデイズを初めて聴きます。ひょっこりはん。で爆発しました。というコメントへのお返し。

第106夜の感想。発言力がある人は謙虚で思慮深い人であってほしいが、打ち勝って上り詰めた人はそういう部分が欠けるのかも、というコメントへのお返し。

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